◆旅行日:2019年4月17日(水)~18日(木)
◆日程:一泊二日
◆訪問する世界遺産:明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業(小菅修船場跡、旧グラバー住宅、三菱長崎造船所 旧木型場)、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(大浦天主堂)
長崎の旅行ブログ(世界遺産旅行記)のその2です。
※前回の記事はコチラ
それでは長崎市の世界遺産めぐりに出発しましょう。
まず向かうのは、世界遺産『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』の構成資産の一つになっている小菅修船場跡です。
さて、そこまでどう向かうかですが、長崎の足といえば路面電車が有名ですね。
早速乗ってみたかったのですが、残念ながら小菅修船場跡のある場所まで路面電車は通じていません。。。
長崎駅前には「長崎市世界遺産案内所」というものがあったので、こちらの方にどのように向かうのが一番いいか聞いてみました。
係員の方によると、長崎駅前から小菅修船場跡へはバスで向かうのが一般的だそうです。
一応、目安のタクシー代も聞いてみたら「1500円くらいですよー」とのこと。。。
どちらにするか迷ったのですが、今回は移動時間節約のためタクシーで向かうことにしました。
たまたまかもしれませんが、この時のタクシーの運転手さんが色々と長崎についてご紹介・お話をしてくださいました。
町全体として、“おもてなし”ということを意識されているのかもしれませんね。素晴らしいです。
【小菅修船場跡】
タクシーで15分ほどで小菅修船場跡に到着です。
小菅修船場跡は日本初のボイラー型蒸気機関を動力とする曳揚げ装置を装備した、洋式スリップドックです。
レール上の船を載せる台(船架)がそろばんのように見えたため、ソロバンドックと呼ばれています。
グラバー園で有名なトーマス・グラバーが薩摩藩と協力して建設しました。
※蒸気機関や曳揚げ装置などはグラバーが英国から取り寄せたんだそうです。
こちらの曳揚げ小屋も実はすごいもので、日本最古の本格的な煉瓦造の建物なんだそうです。
通称「コンニャクレンガ」と呼ばれる、薄く長くて扁平な赤レンガを外壁に使用しています。
錆びて朽ち果てたレールや遺構など、廃墟的な空気感が漂いながらも、どこか神秘的な美しさも感じました。
私は違いますが、廃墟萌え(?)の人にはそういった視点からも楽しめるのでしょうね。
また、訪れたこの日は多少雲があったものの綺麗な青空だったので、そのコントラストで余計に美しく感じたのかもしれません。
曇り空や雨の日だったら、もしかしたら「美しさ」よりも「不気味さ」とかの方が勝っていたかも。。。
私がこの場所に着いた時、他の観光客の方はいなかったのですが、途中で立派なカメラをそれぞれ持った40~50代くらいの男女がやってきました。
最初は夫婦かな?と思っていたのですが、動きを見ていると男性の方が女性に撮影を教えている(?)ようにも見えました。
もしかしたらお二人はカメラマンさん、もしくはカメラが趣味の方で、こうした独特の雰囲気をもつこの小菅修船場跡は、撮影の被写体としても人気なのかもしれないですね。
私も旅行に行く時は、お遊び程度でミラーレス一眼カメラを使っているのですが、ちょっとだけレクチャーなんかして欲しいなぁ~なんて思ってみたり(笑)。
長崎の隠れた世界遺産である小菅修船場跡は、まさに日本の近代化の歴史を肌で感じることのできる遺構でした。
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