忍野八海・河口湖日帰り旅行ブログその4!御師住宅(旧外川家住宅)の内部を見学(世界遺産旅行記)


◆旅行日:2018年9月17日(月・祝)

◆日程:日帰り

◆訪問する世界遺産:富士山-信仰の対象と芸術の源泉(忍野八海(お釜池)、忍野八海(銚子池)、忍野八海(濁池)、忍野八海(湧池)、忍野八海(鏡池)、忍野八海(菖蒲池)、忍野八海(底抜池)、忍野八海(出口池)、富士山域(北口本宮冨士浅間神社)、御師住宅(旧外川家住宅)、河口浅間神社、河口湖、冨士御室浅間神社)


忍野八海・河口湖日帰り旅行ブログ(世界遺産旅行記)のその4です。

※前回の記事はコチラ



北口本宮冨士浅間神社前のバス停、浅間神社前に戻ってきました。

ここから通常の路線バスに乗って次の世界遺産、御師住宅(旧外川家住宅)に向かいます。



ただ到着予定時間になってもなかなかバスが来ない。。。

結局予定より20分ほど遅れてバスが到着し、浅間神社前から5分ほどで北陵高校入口というバス停に到着しました。



実はこの後もだいぶ振り回されるのですが、このエリアはとにかくバスが遅れて来ます。

しかもその遅れる時間が数分ではなく、数十分単位。。。

もしバスで周辺を観光される場合は、ある程度時間に余裕をもってスケジュールを立てておくといいかもです。


バスを降りたら道路を渡って旧外川家住宅に向かいましょう。



通りに面して世界遺産の碑もありました。



富士山の世界遺産といえば、真っ先に富士山山域や周辺の神社、もしくは忍野八海や富士五湖を思いうかべると思いますが、御師住宅というものも2件(旧外川家住宅、小佐野家住宅)構成資産として登録されています。


この旧外川家住宅はその御師住宅の一つです。

※ちなみにもう一つの小佐野家住宅は非公開です。「富士吉田市歴史民族博物館」にレプリカ(構造復元住宅)が展示されています。


住宅自体は通りからちょっと入ったところにあります。



■御師住宅(旧外川家住宅)

旧外川家住宅に到着です。



御師は富士講の活動を行うとともに、宿坊を兼ねた住宅で登拝(富士山に登ること自体が祈りとなるという信仰)に訪れた信者に宿泊や食事の世話をしていました。

※富士講とは富士山を巡礼して登拝すること。


この外川家は代々富士山の御師を勤めてきた家で、この住宅の母屋は御師の家の中でも最も古いものなんだそうです。



こちらの受付で料金を払って中に入ります。

入口のところには、自分の名前とどこから来たのか(都道府県)を書くノートがありました。

この日は私より前には数組のお名前が書いてあったのみでした。。。

「ご案内しましょうか?」と気さくに声をかけてきてくださりました。



この日は、忍野八海と北口本宮冨士浅間神社からこちらに来ました。

比較的近い位置にあるこの両エリアはたくさんの観光客でしたが、この旧外川家住宅は私以外にはご夫婦らしき観光客が1組いらっしゃるのみでした。


入口から見た式台玄関と座敷です。

この位置からみてもわかるように、奥行きのある細長い住宅です。


この形状は御師住宅の特徴です。

旧外川家住宅は手前にある主屋と、その奥にある裏座敷の2棟からなり、2つの建物は廊下でつながっています。



まず主屋の最初にあるのが玄関の間です。

ここには立派な家名額も展示されています。



次にあるのが中の間。

住宅全体の間取り図もこの間に展示されていました。



その先にあるのが座敷です。



座敷に隣接している風呂場です。



広縁を通って、裏座敷に向かいます。



ここから裏座敷に入ります。



こちらが裏座敷最初の広間です。



次が御神前です。



次に上段の間。



その隣にあるのが下段の間です。



下段の間の奥には御師や行者の衣装が展示してありました。



裏座敷から主屋に戻ってきました。

こちらが納戸です。

左奥に見えるのが奥納戸で、ちゃぶ台の上にはかわいい折り紙が置いてありました。



次が居間です。



そして、玄関の間の隣に位置する火地炉の間です。



一通り中を見学して外に出てきました。

最後に外観の写真を撮影していたら「お写真をお撮りしましょうか?」と言ってきてくださいました。

こういった心遣いはとてもうれしいですね。

せっかくなので記念撮影してもらいました。

※実はもっとゆっくり見る予定だったのですが、バスが遅れた影響で時間がなくなってしまいました。。。



旧外川家住宅の隣には御師町お休み処があります。

無料の休憩施設なので、世界遺産めぐりの途中に立ち寄るのにもピッタリです。


観光案内所も兼ねていて、富士吉田市や富士五湖のパンフレットなどが置いてありました。

かつての最盛期の御師町を再現した立派なジオラマも展示されていて、これはなかなか見応えありました。



それでは次の世界遺産に向かいましょう。

この続きはまた次回のブログにて。