◆旅行日:2019年6月19日(水)~23日(日)
◆日程:三泊五日
◆訪問する世界遺産:シドニーのオペラハウス、グレーター・ブルー・マウンテンズ地域(ブルー・マウンテンズ国立公園)、オーストラリアの囚人遺跡群(ハイド・パーク・バラックス、コッカトゥー島)
シドニー旅行ブログ(世界遺産旅行記)のその6です。
※前回の記事はコチラ
お腹を満たしたら二日目の観光に出発です。
本日はシドニー近郊にあるブルー・マウンテンズ国立公園に向かいます。
ブルー・マウンテンズ国立公園はシドニーの西、約80キロメートルの位置にあります。
ちょっと心配なのは、現地がどれくらい寒いかということですね。
冬のこの時期、ブルー・マウンテンズ国立公園は標高も高く山間部にあるため、都市部のシドニーよりも当然気温がぐっと低いのです。
ニット+薄手のダウンベストのさらに上から、昨日のシドニー街歩きの際には着ていなかった薄手のダウン(ユニクロさんのコンパクトにたためるウルトラライトダウン)を羽織りホテルを出発しました。
ブルー・マウンテンズ国立公園までのアクセス方法ですが、シドニーからは観光客向けのバスツアーなどがたくさんあります。
ただし若干値段が高い・・・(あくまで私の感覚ですが)
通常、そういったツアーには往復の送迎の他に、現地でのアクティビティの料金も含まれているため、値段が高かったりします。
残念ながら私はそういったアクティビティにも興味がありませんので。。。
お金の節約と、現地では自分たちのペースで自由に回りたいと思ったので、今回は電車で行くことに決めていました。
電車で向かうには、まずサーキュラー・キー駅からシドニーセントラル駅まで行きます。
そこで電車を乗換え、ブルー・マウンテンズ国立公園の最寄り駅であるカトゥーンバ(Katoomba)という駅を目指します。
カトゥーンバ(Katoomba)駅からは周遊バス、もしくは体力と時間に余裕のある人は徒歩でブルー・マウンテンズ国立公園まで向かう、というルートになります。
・・・というわけで、サーキュラー・キー駅からスタートです!
プラットフォームからもこの絶景。
今日もいい天気になりそうでよかった!
ブルー・マウンテンズ国立公園も晴れているといいなぁ。。。
シドニーセントラル駅に到着しました。
平日の朝の通勤時間帯、シドニーのビジネスマンたちがかなりの早足で行き交っています。このあたりは朝の東京駅などと一緒ですね。
みなさんの邪魔にならないよう、通路の真ん中で立ち止まったりしないように注意!
地図やスマホで調べる時は端っこに寄ってから見るようにしましょうね。
ここから、カトゥーンバ駅に向かう路線に乗り換えます。
乗車するのは「ブルーマウンテンライン(Blue Mountains Line)」という路線で、Katoomba駅行き、Lithgow駅行き、Mount Victoria駅行きのいずれかならばカトゥーンバ駅までたどり着けるようです。
ブルーマウンテンラインの出るホームにやってきました。
Platform5だったのですが、実は日本で事前に調べていた情報とPlatformの番号が違いました。
駅には案内人のような方がいるので、セントラル駅に着いたらそういう方に「ブルーマウンテンラインはどこから出ますか?」と聞くのが間違いないと思います。
9時18分発の電車に乗り込みました。
シドニーセントラル駅からカトゥーンバ駅まではおよそ二時間ほど、11時16分の到着予定です。
電車は二階建てで、全て自由席です。
途中の車窓の眺めも楽しむなら二回席がオススメです。
また朝は東からの日光が結構キツイので、進行方向左側の座席がいいかもしれません。
ご参考までに。。。。
電車は定刻通りに発車しました。
最初、意外と空いてるかな?と思いましたが、発車間際に乗車する方や途中駅からの乗車客もいて、最終的にはそこそこの乗車率になりました。
最初は街中を走りますが、しばらくすると自然が多く見られるようになります。
車内は楽しそうにお話しする欧米のおばさまグループや、赤ちゃん連れの若い夫婦、イビキをかいて寝てるアジア人カップルなどなど、なんともマッタリした空気で目的地を目指します。
ほぼ定刻通りにカトゥーンバ駅に到着です。
やりました!快晴です!!
ただホームに降りてみるとやはり空気が冷たいです、シドニー市内とは体感温度がまるで違いました。
でも日差しがあるところでは十分に暖かい!
いい天気で本当に良かった!
カトゥーンバ駅を出るとこんな感じです。
まるで海外ドラマのワンシーンに出てきそうな街並みですね。
目指すはブルー・マウンテンズの絶景を堪能できる展望台として有名な「エコーポイント」です。
まずは駅前にある観光案内所で情報収集。
ここの案内所の女性が本当に親切で、私のつたない英語でも優しく丁寧に対応くださいました。
「エコーポイント」までは周遊バスの利用も考えたのですが、天気もいいし、約2.5kmほどの距離らしいのでのんびりと歩いて向かうことにしました。
カトゥーンバ駅からは「カトゥーンバ・ストリート」という道を、ただひたすら真っすぐ歩いていけばいいので迷う心配もありません。
駅前は小さな商店街というイメージでしょうか。
いかにも外国のちょっと郊外の田舎街、という感じで個人的にとても好きな雰囲気です。
しばらく歩くと、お店がなくなり人気も少ない住宅街といった感じになってきます。
観光案内所の方から「駅に近いところは商店街だけど、離れるとだんだん住宅街になるわよ」みたいに聞いていたので不安はありませんでした。
ただ、駅前からずっと坂のアップダウンがなかなか激しいので、歩きやすい靴で来たほうがいいですね。
「エコーポイント」の案内板が出てきました。
ここまで来ればもう少しです。
※道が合っていてよかった、という安心感も感じられます(笑)。
先ほどの案内看板に従って、その名も『3Sisters』というMOTELの先を左に曲がります。
こういうMOTELで宿泊するのも楽しそうだなぁ。
【ブルー・マウンテンズ国立公園】
エコーポイントに到着しました。
カトゥーンバ駅からは、ゆっくりのんびり歩いて30分ちょっとかかりました。
この日は天気に恵まれとても気持ちよかったのですが、雨とか暑い日・寒い日は徒歩ではちょっとキツイ距離かも。。。
そういった日に訪れる場合は、無理せずカトゥーンバ駅から出ているバスを利用しましょう。
せっかくの楽しいオーストラリア旅行です、体調崩したりなんかしたら勿体ないですからね。
はい、どん!!
ブルー・マウンテンズ国立公園は、見渡す限りユーカリの木が生い茂る、広大な世界遺産です。
『グレーター・ブルー・マウンテンズ地域』という世界自然遺産の構成資産のひとつとして登録されています。
もうね…なんというか…迫力や規模や壮大感が日本とは違いました。
そして、コレ!!
”ブルー・マウンテンズ”とGoogleさんで画像検索すると間違いなくTOPに出てくる、この「スリーシスターズ」。
ようやくこの目で実際に見ることができました!
このスリーシスターズにはアボリジニの伝説が深くかかわっています。
※実はいくつかの由来となったお話しがあるらしいのですが、下記が一番有名(?)なものです。
昔、ある男が魔王から三人の娘を守るために、魔法の杖を使って娘たちを岩に変えました。
その父親は自分自身も魔法で鳥に変えますが、魔法の杖を落としてしまい、元に戻ることができなくなってしまいます。
もちろん岩となった娘たちも元に戻すことはできません。
そして今でも、父親は鳥の姿で魔法の杖を探し続けているんだそうです。
魔法で岩となった三人の娘、これが今目の前にあるスリーシスターズなのです。
エコーポイントは二階構造になっていて、現在いる場所は二階(?)になります。
横にある階段を下ると、よりスリーシスターズに近い一階におりることができます。
階段を下り、一階の方におりてきました。
「QUEEN ELIZABETH LOOKOUT」というようですね。
この場所からのスリーシスターズの眺めです。
上の展望台よりもさらに近い位置になるので、より迫力のある姿を見ることができます。
この「QUEEN ELIZABETH LOOKOUT」にはとにかく人がたくさん!
アジア系、欧米系、アラブ系、アフリカ系、様々な人種の方がいらっしゃいました。
最初「中国人の団体客かな?」というグループがいたのですが、日本人のツアー御一行様でした。
ベストな撮影ポイントをめぐって、みなさん必死です(笑)。
ちなみに、この「ブルー・マウンテンズ」という名前は、ユーカリの油分が蒸発する際に太陽光に反射して青く見えることに由来するそうです。
正直、実際に来てみるまでは「そんなこと言ったって、青くなんか見えないでしょ?」「『まぁ、言われてみれば…』ってレベルでしょ?」と心の中で思ってました。
・・・ごめんなさい。青いです。めっちゃ青く見えます。
この日は本当に快晴で霧もなかったという気象条件にも恵まれ、本当に広大な森を覆うように青く霞がかっているのがはっきりわかりました。
空のくっきりとした青とは違い、なんとなくぼやけた感じというか、うっすらと青く空気が色づいているのを見ることができました。
写真でどこまで伝わるかはわかりませんが。。。
※下記は少し時間が経った後に撮影した写真です。
(後述するスリーシスターズウォークの後に、再び展望ポイントに戻ってきて撮影)
この写真の方がより森の青さがわかると思います。
ここブルー・マウンテンズ国立公園にはブッシュ・ウォークのトレックキングコースがたくさんあります。
オーストラリアでは野山を歩き回ることをハイキングではなく「ブッシュ・ウォーキング」と言うんだそうです。
30分程度の初心者向けから数日間もかかる(!)本格的なものまで、様々なコースがあります。
私たちは時間はもちろん体力もないので、スリーシスターズに実際に触れることができる「スリーシスターズウォーク(スリーシスターズタッチ)」と呼ばれる、初心者向けのコースにチャレンジしてみたいと思います。
この続きはまた次回のブログにて。
0コメント