◆旅行日:2019年3月20日(水)
◆日程:日帰り
◆訪問する世界遺産:平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(毛越寺、観自在王院跡、金鶏山、中尊寺、無量光院跡)
平泉日帰り旅行ブログ(世界遺産旅行記)その3です。
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次は観自在王院跡に向かいます。
観自在王院跡は毛越寺を出てすぐ目の前にあります。
■観自在王院跡
観自在王院跡に到着です。
この観自在王院は奥州藤原氏の二代基衡の妻が建立しました。
建物はすべて失われてしまいましたが、「舞鶴が池」を中心として、修復整備されました。
※現在は史跡公園となり開放されています。
毛越寺に比べるとやはり観光に訪れている人の姿はまばらでした。
私が着いた時には観光客らしき50代くらいの女性二人組と、小学生低学年くらいの子供たち5、6人が遊んでいるだけでした。
※おそらく近所に住む子供たちでしょう。
ちなみに、その子供たちに近づいた時に、会話の内容が聞こえてきました。
「何して遊ぶ?かくれんぼ?鬼ごっこ?」
世界遺産でかくれんぼ、そして鬼ごっこ・・・何ともうらやましい(笑)
入口から全体をみると本当に広いのがわかりますね。
入口には南門跡があります。
入口から真っ直ぐ進むと、観自在王院跡のシンボルともいえる「舞鶴が池」があります。
ここからは、舞鶴が池を時計回り(左手の方向)に進んでいきましょう。
舞鶴が池の西の位置にあるのが滝石組です。
遣水、滝石組についての説明板もありました。
舞鶴が池の北の位置にあるのが大阿弥陀堂跡です。
大阿弥陀堂跡を見た後は、再び西の方向に戻りました。
西門跡です。
※奥に見えるのが舞鶴が池です。位置関係がなんとなくお分かりになるでしょうか?
西門跡から南に続く土塁跡です。
境内の西面はこの土塁が築かれていたことが発掘調査で判明しました。
※他の三方については未だ明らかになっていないんだそうです。
さらにその南の位置にあるのが車宿跡。
車宿とは牛車を格納するための建物だそうです。
再び舞鶴が池まで戻ってきました。
正面に見える島のようなものが中島跡です。
江戸時代に池が水田化されたことにより、島の周囲が削られてしまったそうですが、発掘調査の際に築造当時の姿に修復されました。
※この島に向かう橋は封鎖されていて、渡ることはできません。
舞鶴が池の東の位置にある伝普腎堂跡。
発掘調査により、この堂は池を埋め立てて建てられていたことが判明しました。
観自在王院跡は舞鶴が池が象徴的な、とても美しい遺構でした。
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