◆訪問日:2018年3月14日(水)~15日(木)
◆日程:一泊二日
◆訪問する世界遺産:宗像大社辺津宮、三池炭鉱・三池港(三池炭鉱 宮原坑、三池炭鉱 万田坑、三池炭鉱 専用鉄道敷跡)
福岡旅行ブログ(世界遺産旅行記)のその4です。
※前回の記事はコチラ
【二日目】
福岡の世界遺産めぐりの旅、二日目のスタートです。
初日に比べると若干雲が多い空ですが、雨が降っていないだけヨシとしましょう!
今回利用したホテルには朝食がついていなかったので、チェックアウトしたらまずは朝ごはん。
やっぱり朝はおにぎりでしょ!ってことで、天神にある「musubime」さんへ。
福岡中央郵便局近くの人気「おむすび」屋さんで、朝早くから開いているのが嬉しいですね。
とっても美味しくいただきました。
朝食のあとは、西鉄福岡(天神)駅へ。
平日この時間の駅構内は会社員の方で本当にたくさんです。
※ラッシュの一瞬のスキを狙って写真を撮りました(笑)
西鉄福岡(天神)駅9:00発の特急電車で大牟田に向かいます。
10:05に大牟田駅に到着しました。
ここ大牟田訪問の目的は三池炭鉱の関連資産に行くためです。
「世界遺産のまち」ということで随所に横断幕や案内板などが出ていました。
大牟田は石炭産業を中心に発展、まさに日本の近代化を支えた炭鉱のまちでした。
三池炭鉱は積極的に西洋の採炭技術を取り入れることで、石炭の増産体制を確立させました。
「坑口」「鉄道」「港湾」といった、当時の炭鉱産業一連の貴重な資産が残っているのです。
※「港湾」資産の見学については時間の関係で今回は断念。。。
まずは駅前の「おおむた観光案内所」で、情報収集&レンタサイクルを借ります。
※路線バスでも行けるのですが、本数と時間の関係で今回は自転車で向かうことにしました。
10:30、大牟田駅を出発!安全第一で行きましょう!
最初の目的地は三池炭鉱 宮原坑です。
駅からまずは南東方面へ向かいます。
しばらく進むと広い道(県道3号)に出るので、右折します。
※宮原坑、そして三池炭鉱 専用鉄道敷跡への案内も出てました。
しばらく道なりに進みます。
※少々急な上り坂もあるので電動自転車でないとちょっとキツイかも!?
末広町の交差点で右折、少々せまい道に入りさらに進みましょう。
ここまでくれば宮原坑まではもうすぐです。
少し開けたところに出ます。
※眼下には専用鉄道敷跡が見えてますね。
専用鉄道敷跡沿いに自転車を走らせると、宮原坑の駐車場に着きます。
ここに自転車をとめて宮原坑に歩いて向かいましょう。
ここには10:50くらいに到着です。
大牟田駅からは自転車で20分くらいでしたね。
世界遺産に認定されてからなのか、コンクリートで綺麗に整備された駐車場です。
広さもなかなかあるので、たくさん車が止められそうですね。
※この日は平日だったからか、私たち以外の観光客は一組だけでした。。。
■三池炭鉱・三池港(三池炭鉱 宮原坑)
宮原坑に無事到着です。
入口には無料のガイドさんも常駐されています。
大変詳しく説明してくださるので、もしお時間に余裕があれば是非ガイドをお願いしてみてください。
三池炭鉱は明治22年(1889年)に明治政府から三井に払い下げられました。
そして三井独自に計画された坑口がこの宮原坑です。
明治31年(1898年)から昭和6年(1931年)に活躍した三池炭鉱の主力坑であり、まさに明治を代表する炭鉱でした。
それでは施設の敷地内に入りましょう。
宮原坑は鋼鉄製の竪坑櫓(やぐら)とレンガ造りの巻上機室が残っていて、国指定の重要文化財になっています。
※明治31年(1898年)年に第一竪坑、明治34年(1901年)に第二竪坑が完成しましたが、現存しているのは第二竪坑の施設のみです。
間近で見るとさすがの迫力の鋼製の櫓です。
明治時代から残っている建物とは信じられないくらいのスケール!
こちらが捲揚機室です。
こちらは炭函(石炭を運ぶ貨車)です。
私はこれを見て「天空の城ラピュタ」の冒頭のシーンを思い出しました(笑)
ここ宮原抗では、三池集治監(刑務所)に収監されていた囚人たちが採炭作業に従事していて、そのあまりに厳しい労働環境から別名「修羅坑」とも呼ばれていました。
また、当時世界最大級を誇ったイギリス製デビ―ポンプも設置し、湧水対策もしていたそうです。
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