◆旅行日:2019年6月19日(水)~23日(日)
◆日程:三泊五日
◆訪問する世界遺産:シドニーのオペラハウス、グレーター・ブルー・マウンテンズ地域(ブルー・マウンテンズ国立公園)、オーストラリアの囚人遺跡群(ハイド・パーク・バラックス、コッカトゥー島)
シドニー旅行ブログ(世界遺産旅行記)のその3です。
※前回の記事はコチラ
宿泊先の「インターコンチネンタル シドニー」さんのロビーで簡単な仕事をやっつけて荷物を預けたら、いよいよシドニー観光に出発です。
最初はもちろんシドニーといえば!のオペラハウスに向かいましょう。
オペラハウスが歩いて数分の場所のホテルというのは、本当に嬉しいかぎりですね。
※実はシドニー観光の二日目・三日目も早起きして、朝食前に一人で写真撮影に行ってしまいました(笑)
オペラハウスに向かうまでもこの絶景!
対岸にはシドニー・ハーバーブリッジが見えます。
オペラハウスと並んで、シドニーの象徴の一つですね。
ハーバーブリッジは1923年に着工し、完成は1932年。1920~1930年代の不況対策の公共事業として建設されたんだそうです。
全長は1149mで、シングルアーチの橋としては世界二番目の長さです。(世界一位はアメリカ・ニューヨークのベイヨン橋)
「ブリッジクライム」という、このハーバーブリッジの頂上まで登ることのできる、スリル満点の人気のアトラクションもあります。
一番上からの眺めはさぞ素晴らしいんだろうなと思いましたが、私は今回はパスで(笑)
若い頃は高いところは全然平気…というか、むしろ好きな方だったのですが、ここ数年ちょっとニガテになってきました。。。(苦笑)
【シドニーのオペラハウス】
夢にまで見たオペラハウスが見えてきました。
天気もいいのでさぞナイスな写真が撮れるぞ!と思いきや…
朝の時間帯は「Opera Bar」方向からは逆光になるんですね。。。
でも、これはこれで素晴らしいです!
今回の旅行では訪れませんでしたが、朝の時間帯はオペラハウスのビュースポットとして有名な「ミセス・マッコーリーズ・ポイント」から見るのがベターかもしれないですね。
実際には行っていないので何とも言えませんが。。。(笑)
遠景を堪能した後は、近づいて見てみましょう
デンマーク人建築家であるヨーン・ウッツォンによって設計されたこのオペラハウス。
2007年に『シドニーのオペラハウス』という名前で、世界文化遺産に登録されました。
帆船の帆のような、または貝殻が重なっているかのように見える、独特の姿をしています。
1959年の着工から14年後の1973年に完成、まさに20世紀を代表する近代建築物です。
ちなみに、世界遺産登録時にヨーン・ウッツォンはまだ健在で、建築家が存命中に登録された珍しい世界遺産として話題にもなりました。
オペラハウスは遠くから見ると白一色に見えますが、近くで見ると白とクリーム色のタイルが交互で敷き詰めています。
これは実際にここまで来て自分の目で見ないとわからないことですね。
オペラハウスは一つの建造物ではなく、三つの独立した建物でできています。
ちょっと写真ではわかりにくいかもしれませんが、左がレストラン、中央がコンサートホール、右がオペラ用の劇場です。
ちなみにコンサートとオペラとでは音の響きが違うため、別々の建物になっているんだそうです。
通常、オペラハウスは外観しか見ることはできませんが、ガイドツアーに参加すれば普段は入れない内部も見ることができます。
せっかくなので、10時からの日本語ガイドツアー(ツアー時間は30分)に参加してみることに。
チケットはこの入口を入って階段を登った先にある「Box Office」にて購入できます。
事前情報なしで行ってみましたが、「Box Office」と書かれた案内板に従って進むとたどり着くことができました。
チケットカウンターで対応してくれたおは、優しいオージーのおじさまでした。
『Can I get a Japanese guided tour ticket?』とお願いすると、「ツアーは10時からだよ(と言っていたと思います)」と笑顔で返してくれました。
値段は大人一人30豪ドル。
二人分の60豪ドルをカードで支払いましたが、後日のカード請求額は4,553円でした。
※この時の円換算レートは1豪ドル=75.8834円
近くにはオペラハウスのお土産屋さんもありました。
Box Officeの近くにはソファが並んでいるゾーンがあり、ツアーの集合時間まではそこで待たせていただきました。
トイレもあり、外にずっといるとさすがに冷えてくるのでこれはとても有り難かったです。
トイレもとってもおしゃれなオペラハウス。
ツアーの集合場所は一度BOX OFFICEのある建物を出て、外のエスカレータを下った先にあるスペースの「3番」の柱の所です。
ここまでの行き方はチケットカウンターの方が説明してくれて、柱にも『日本語』と書かれていますので迷うことがないと思います。
このスペースにもお土産屋さんがありました。
(こちらのほうが品揃えが良かったような感じでした。)
またチケットカウンターが併設していて、どうやらほとんどの方はここで購入しているようでした。集合場所のすぐ隣だから分かりやすいのかも。
※集合時間まで座って待つようなら、さっきまでいた「Box Office」近くのソファゾーンが便利ですが。。。
集合時間になると担当のガイドさんが3番の所にやってきます。
この時大きい荷物を持っていると、近くのクロークに預けるように言われます。
ツアーのガイドさんは20代~30代の日本人(もしかしたらアジア系の方?)の女性でした。
参加したのは、40代くらいのご夫婦(カップル)、40代くらいの男性一人、30代くらいの女性一人、そして我々二人の計6人でした。
朝イチだったからかもしれませんが、参加者は思っていたより少なかったです。
でもこれくらいの方が話もしっかり聞けるし一番いいですね。
ガイドツアー中、2か所くらいのフォトスポットでガイドさんがそれぞれ写真も撮ってくれました。
※大人数だとそんなことやってる時間はないでしょうし、これはラッキーでした。
ちなみに途中、中国語ガイドツアーのグループとすれ違ったのですが、そこは50人以上の参加者がいらっしゃいました。
それではオペラハウスのガイドツアーに出発です。
まずはロビーのようなところで、10分ほどのビデオを鑑賞して、オペラハウスの歴史やヨーン・ウッツォンについて学びます。
オペラハウスの独特の形状の屋根は、実は柱が一本も使用されていません。
ではどのようにこの屋根を支えているかというと、この屋根のコンクリートの内部に大量の金属のワイヤーが張り巡らされているんだそうです。
また内部に入るとわかるのですが、外側の屋根の内部にさらに別の建物があるような構造になっています。
この美しい外観を守るために、空調の室外機も人の目に触れない場所にあるんだとか。すごい!
さらに奥に進んでいきます。途中にはこんな立派な大階段も。
開けた場所に出ました。
窓越しにシドニーの街並みとハーバーブリッジがよく見えますね。
オペラハウスのガラスは中から外の景色が綺麗に見えるように、斜めになっています。
(斜めだと中の物が反射しない)
たしかによく見えて綺麗ですね!
この後は楽しみにしていたコンサートホールの鑑賞です。
コンサートホールの収容人数は2,679人で、世界最大級の機械式パイプオルガンである『グランドオルガン』があることでも知られています。
※案内される場所がメインのコンサートホールになるか、別のコンサートホールになるかは、その日によって変わるそうです。
私たちは運よくメインのコンサートホールにご案内いただいたのですが。
ちょうどシドニー交響楽団のリハーサルが行われているタイミングでした!
ガイドさん曰く、『普通はリハーサル中は絶対に立ち入り禁止ですが、今回はたまたま許可が下りました!本当に運がいいです!でも撮影は禁止ですよ』とのこと。
貴重なリハーサルの様子が見られたのは本当に幸運でした。
一瞬ですが演奏も聞くこともできました!さすがの一言でした!
ただ、楽しみにしていたコンサートホールの撮影ができなかったのはちょっと残念だったな・・・と思う自分もいたりして。
次回はガイドツアーではなく、実際のコンサート鑑賞で訪れたいなぁと思いました。
コンサートホールの鑑賞のあとは入口まで戻り、そこで解散となりました。
念願のオペラハウスとのご対面。巷では『実際に見るとがっかりする観光名所』とも言われているらしいですが、個人的にはとっても良かったです!
外観を見るだけでももちろん美しいし満足できますが、時間とお金の都合が合えば、歴史や建築についても学べるガイドツアーに参加されるのがおススメです。
0コメント