◆旅行日:2019年3月20日(水)
◆日程:日帰り
◆訪問する世界遺産:平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(毛越寺、観自在王院跡、金鶏山、中尊寺、無量光院跡)
平泉日帰り旅行ブログ(世界遺産旅行記)その6です。
※前回の記事はコチラ
中尊寺から巡回バス「るんるん」に乗って、今回の旅行で訪れる最後の世界遺産・無量光院跡に向かいます。
中尊寺前のバス停「中尊寺」15:55発の巡回バスに乗車しました。
このバス停に着いた時、私以外は女性二人組が降りただけでしたが、帰りは若者のグループなど、10人以上がここから乗車しました。
■無量光院跡
5分ほどバスに揺られて、16:00過ぎにバズ停「無量光院跡」に到着です。
このバス停で下車したのは私だけ…
「え!?この人、ここで降りるの!?」という背中への視線が若干痛かったです(笑)
ここも世界遺産なんだから、皆さん見ていきましょうよ…
いいんです、中尊寺と同じくらい私はここも見たいんです!(笑)
バスを降りてみると・・・
「何もない」とは聞いていましたが・・・なるほど、一見ただの原っぱです。
でも、あれ?事前にガイドブックやネットで見ていた風景・イメージとどこか違う?
そうだ!池の水がないんだと気付きました。
現在は発掘調査が進められているとのことで、将来は池を中心として修復整備されるそうです。
整備が完了した際には、ここにもたくさんの観光客が訪れることを期待したいですね。
※この日は入口周辺には重機や作業員の方もいて、どうやら無量光院跡前の道路工事(?)をしているようでした。
水がなくてちょっとがっかり感はありましたが、気を取り直して見学に向かいましょう。
※工事中だから中に入れないかな?と思いましたが、無事に入れて安心しました。
この無量光院跡は奥州藤原三代秀衡が、京都宇治市の平等院阿弥陀堂(鳳凰堂)を模して建立した寺院です。
毛越寺や観自在王院同様、境内地の中心に池があり、その中島に本堂の阿弥陀堂が建っていたそうです。
残念ながら建物はすべて消失してしまっています。
無量光院跡は大きく分けて、中島(本堂跡)、東島、北小島があります。
向かって右手が中島、左手が東島。
中島のさらに右手には北小島。
中島は芝生養生のために迂回して見学しましょう。
中島を散策してみます。
中島の右手奥に見えるのが北小島。
中島を見学します。
無量光院跡の横には線路(JR東北本線)が走っています。
こちらが東島。
二年前、2017年の冬に訪れた京都宇治市の平等院阿弥陀堂(鳳凰堂)。
10円硬貨の表面にデザインされているということで、我々日本人にはあまりにも有名なその寺院は本当に美しかったです。
それは、もし「おすすめの国内の世界遺産は何?」と聞かれたのなら、個人的に常にベスト3には入るほど。
それを模した寺院がかつてこの地・この場所に建っていたのかと思うと、とても感慨深いものがありました。
修復が完了したら是非とも再訪したい、心からそう思える世界遺産でした。
無量光院跡からは徒歩で平泉駅に戻りました。
無量光院跡からは徒歩5分ほどで平泉駅に着きました。
そういえばこの日は昼食を食べていない・・・
ということで、乗る予定の電車にはまだ時間があったので、平泉駅前で遅めの昼食?、早めの夕食?を取ることにしました。
駅前にあった「芭蕉館」さんへ。
(時間なのか、平日だったからか、ここ以外のお店は閉まっている所が多かったです。)
岩手といえばわんこそばが有名ですが、お店のご主人のススメもあり、冷しとろろそばをいただきました。
美味しいお蕎麦を食べお腹を満たしたあとは、東北本線で一ノ関駅まで戻ってきました。
一ノ関駅でお土産やらを買い込み、一ノ関駅18:37発の東北新幹線・やまびこ54号東京行に乗車しました。
帰りも三列並び席の窓際席を指定しておきました。
足元も広くて快適です。新幹線で飲むビールは格別ですね(笑)。
一ノ関を出たときは私の両隣の二席も含め、空席が目立ちましたが、途中でポツリポツリとお客が乗ってきて、空いていた座席は徐々に埋まりはじめました。
結果的にはなかなかの乗車率になったと思います。平日のこの時間ですからね。
私の隣、三列席の真ん中にはまだ新人っぽい(?)スーツ姿のOLさんが。
先輩社員と出張か何かだったのでしょうか?
おつかれさまです、と心の中でつぶやきました。
やまびこ54号は定刻通り、21:12に東京駅に到着しました。
弾丸での日帰りツアーとなりましたが、すべての世界遺産をまわることができ、とても満足のいく平泉旅行となりました。
是非皆さんも平泉の世界遺産を訪問してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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