世界遺産とは何?簡単にわかりやすく基礎知識を解説|今日もどこかの世界遺産

世界遺産とは、人類にとっての共通の宝・財産として後世に伝えていくために、国際的に保護していくという目的のため、1972年にユネスコで世界遺産条約が採択されたのがはじまりです。



世界遺産はさらに、人間の手によって作られた建築物・遺跡などを「文化遺産」、地球が作り出した貴重な自然・地形などを「自然遺産」、その両方の価値をもつものを「複合遺産」として、3つの種類に分けられています。


世界遺産に登録されるためには、その価値を認めてもらうことはもちろん、将来的に適切に守っていくための仕組みが保有する国や地域にちゃんと整っているかなど、たくさんの厳しい条件をクリアする必要があります。



各国から推薦された「遺産」は、世界遺産委員会事務局を担う機関である「世界遺産センター」により、文化遺産についてはICOMOS(国際記念物遺跡会議)に、自然遺産についてはIUCN(国際自然保護連合)に専門的な調査が依頼されます。

※複合遺産の場合はICOMOSとIUCNがそれぞれ調査を行います


その調査結果により作成される評価報告書をもとに、世界遺産委員会にて『登録』との決議が出れば、晴れて世界遺産リストに記載されるのです。