◆旅行日:2018年9月17日(月・祝)
◆日程:日帰り
◆訪問する世界遺産:富士山-信仰の対象と芸術の源泉(忍野八海(お釜池)、忍野八海(銚子池)、忍野八海(濁池)、忍野八海(湧池)、忍野八海(鏡池)、忍野八海(菖蒲池)、忍野八海(底抜池)、忍野八海(出口池)、富士山域(北口本宮冨士浅間神社)、御師住宅(旧外川家住宅)、河口浅間神社、河口湖、冨士御室浅間神社)
忍野八海・河口湖日帰り旅行ブログ(世界遺産旅行記)のその2です。
※前回の記事はコチラ
忍野八海は富士山の麓、山中湖の近くにある湧水群です。
自然の力で濾過されて湧き出る富士山の雪解け水は、日本の名水百選の一つにも選ばれています。
濁池から涌池に向かいましょう。
涌池周辺は忍野八海エリアでも最もにぎやかな場所です。
土産物屋さん、飲食店、そして日本の原風景を思い起こさせるような水車などもあります。
この水車が隣接する小屋の中では、この水車の回転を利用して石臼で挽いて蕎麦を製粉していて、その様子を外から見学することもできます。
ちなみに、この石臼挽きの蕎麦粉は近くにある「池本茶屋」さんで購入することができるそうです。
■涌池
涌池に到着です。
濁池からは徒歩すぐですね。
濁池は五番霊場。
祭神は徳叉迦竜王(トクシャカりゅうおう)です。
忍野八海の中で最も湧水量があり、おそらく一番有名な池だと思います。
観光客もこの池の周りが一番多かったです。
水の透明度も高く、お魚さんたちも気持ちよさそうに泳いでいました。
水底の美しさは本当に綺麗です!
テレビとかでよくやってる「池にコインを投げ込んじゃう問題」みたいな人はこの時はいませんでした。
アジア系の観光客の方もたくさんいましたが、みなさんルールを守って楽しんでる感じでした。
※ま、少々騒がしかったですが(笑)
池のそばにはこんなものもありました。
次は涌池から鏡池に向かいます。
途中左手にあるのがこの中池です。
とても綺麗な池で観光客もたくさんいますが、この池は人工池のため、残念ながら忍野八海ではありません。
※ちなみに世界遺産にもなっていません。。。
■鏡池
鏡池に到着です。
位置的には湧池から続く人通りの多いにぎやかな道の北端です。
濁池は七番霊場。
祭神は摩那斯竜王(マナシりゅうおう)です。
昔は鰶池(このしろいけ)とも呼ばれていたそうです。
細長い形の池で湧水の量は少ないのですが、その名の通り、鏡のように水面に富士山が映り、見事な逆さ富士を見ることができることで人気です。
この日は天気はよかったものの富士山が雲に隠れていて、逆さ富士は見れませんでした。残念!
次は菖蒲池に向かいましょう。
■菖蒲池
菖蒲池に到着です。
濁池は八番霊場。
祭神は優鉢羅竜王(ウハツラりゅうおう)です。
名前の通り、池の周りにはたくさんの菖蒲が群生しています。
また近くには宿泊施設である「レイク忍野」があります。
菖蒲池から涌池周辺に戻ってきました。
涌池そばにある「榛の木林資料館」です。
次に向かう底抜池はこの資料館の敷地内にあります。
入口で料金(大人300円)を払って資料館の敷地に入ります。
有名人のサインもたくさん飾ってありました。
ちなみに、料金を支払った入口の建物は展望台にもなっています。
せっかくなので上にのぼってみましょう。
これは絶景ですね!!
大きな綺麗な池と茅葺き屋根がとてもいい景色です。
本当はこの背景に富士山も見えるはずなのですが、この日はうっすらと一部分しか見えず。。。
これは残念でした。
まさに日本の原風景とでもいいましょうか。
有料エリアということであまり人もおらず、とてもいい雰囲気です。
展望台を下りて、底抜池に向かいましょう。
池のそばにはニジマスコーナーも(笑)
何ともいい雰囲気の水車です。
榛の木林資料館は、時間の関係で今回は外観だけ。
底抜池は榛の木林資料館のすぐ近くです。
■底抜池
底抜池に到着です。
底抜池は三番霊場。
祭神は娑加羅竜王(シャガラりゅうおう)です。
忍野八海の中で最も昔の風景を残しているそうです。
有料エリアにある池なので観光客も少なく、他の池に比べてより神秘的に感じました。
騒がしくもないので、ゆっくりと池を愛でることができます。
水もとにかく綺麗でたくさんの魚が気持ちよさそうに泳いでいました。
この底抜池とお釜池は、地底で水脈がつながっているともいわれています。
個人的には忍野八海の中では、この底抜池が一番よかったな~。
有料にはなりますが、是非寄ってみてください!オススメです!
底抜池から戻りましょう。
本当にここの有料エリアは気持ちいいですね。
時間が許せば、一日中のんびりぼーっと座っていたいですね(笑)
榛の木林資料館エリアを出て、涌池付近に戻ってきました。
次は最後の忍野八海、出口池に向かいます。
出口池はこれまでに見てきた7つの池からは少し離れたところにあります。
忍野八海は海外の観光客にも大人気の言わずと知れた有名観光地ですが、よくガイドブックなどで紹介されているのは「湧池」や「鏡池」などではないでしょうか。
出口池だけは距離が離れていて、観光バスが大挙して訪れる、お土産屋や食事処が軒を連ねる賑わったエリアではない所にあります。
涌池から南に進みましょう。
南に向かうこの通りは、食べ歩きのできる飲食店が軒を連ね、本当ににぎやかです。
少し歩くと「忍野村観光案内所」がありますので、その脇の道をさらに直進します。
その先を右に曲がると、バス通りに出ます。
ここを左折し、お釜池の方向とは逆に進みます。
途中小さな橋を渡ります。
橋のちょっと先にある、点滅する信号の十字路を右に入ります。
出口池の案内が出てきました。
ここまで来れば出口池はもうすぐです。
まっすぐ進んだ所に無人野菜直売所があるので、そこを左折。
その先に出口池があります。
■出口池
出口池に到着です。
底抜池は一番霊場。
祭神は難陀竜王(ナンダりゅうおう)です。
涌池付近からは、ちょっと早歩きで15分ほどで着きました。
この出口池は、忍野八海の中で一番大きい池です。
またこの場所が中心エリアから少し離れているので、観光客もほとんどおらず、八海の中で最も自然のままの姿をとどめています。
他の七つの池が北斗七星を表すのに対し、この出口池は北極星を意味しているといわれています。
すぐ後ろは山になっているので、まさに自然の中の池という雰囲気です。
もちろん水は綺麗で、水面に映る木々がとても美しいです。
これで無事に忍野八海を制覇できました!
予定していたバスの時間までまだ少しあったので、涌池近くの通りにある「渡辺食品」さんへ。
実はこちらの草もちを食べようと前々から決めていました!
食べ歩きもいいですが、お店の横にはちょっとしたイートインスペースもあるので、散策途中の小休憩にもおすすめです。
いやー美味しかったです!
是非みなさんもお試しください。
今回が初めての忍野八海訪問でしたが、自然が作り出した美しい景色と、古くからの信仰の場であった地としての神秘的な空気…
とても魅力的な“水の郷”でした。
池!池!池!と連続で見ても『違いがわからない』『面白くないかも』と思っていましたが、それぞれの池にはそれぞれの特徴があって楽しめました。
私が特にいいなぁと思ったのは底抜池と出口池。
どうやらあまり人が多くなくて、静かな場所が好きなようです(笑)。
蕎麦や草もち、新鮮なフルーツなど、美味しい食べ物もたくさんありますよ。
ただちょっとアジア系の観光客の方が多すぎるかな…って感じですが。。。
私はバスの関係で1時間30分ほどで回りましたが、もっと時間をかけてゆっくり見てもいいですね。
それでは次の世界遺産に向かいましょう。
この続きはまた次回のブログにて。
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