富岡製糸場日帰り弾丸旅行ブログその2!繰糸所や首長館(ブリュナ館)を見学(世界遺産旅行記)


◆旅行日:2019年7月24日(水)

◆日程:日帰り

◆訪問する世界遺産:富岡製糸場と絹産業遺産群(富岡製糸場)


富岡製糸場日帰り弾丸旅行ブログ(世界遺産旅行記)のその2です。

※前回の記事はコチラ



東置繭所の前、券売所の隣にあるのが検査人館です。

生糸の検査を担当していたフランス人の男性技術者の住居として建てられました。

国指定の重要文化財で、こちらは外観のみの見学となります。



その隣にあるのが女工館です。

日本人工女の住まい・・・ではなく、その工女たちに器械を使った糸取技術を教えていたフランス人女性教師の住居だったそうです。

こちらも国指定の重要文化財で、見学は外観のみとなります。



女工館の前にはこのようなミストシャワーが設置されていました。

この日のように暑い日にはとっても助かりますね。



次に向かうのは繰糸所です。

繭から生糸を取る作業が行われていた建物で、国宝に指定されています。


屋根の上に小さい屋根がちょこんと乗っているのがお分かりになるでしょうか?

これは越屋根と呼ばれるもので、蒸気抜きのために取り付けられたんだそうです。



入口には冷たいミストの扇風機が。



それでは中に入ってみましょう。

内部は一部だけ見学ができるようになっています。



ずらっと左右に繰糸器が並ぶ様はなかなか迫力がありますね。

幅は12.3m、長さは140.4mもあり、かなりの奥行きを感じることができます。


創業当初にはフランス式の繰糸器が300も置かれ、当時世界最大規模の製糸工場だったんだそうです。

ちなみに現在置かれているのは、昭和41年以降に設置された自動繰糸機です。



また天井がとても独特の造りになっていて、三角形を基本としたトラス構造という屋根組みになっています。

これは工場空間を広く確保するための建築工法。

中央に柱がないため、高さ12.1mという建物の割には大変開放的に感じました。



加えて、採光のためのたくさんのガラス窓があることで明るい、ということも圧迫感を感じない理由の一つかもしれないですね。



繰糸所の前にあるのが診療所と病室です。

こちらは外観のみの見学です。



こちらが首長館(ブリュナ館)。

指導者として雇われていたフランス人、ポール・ブリュナが家族とともに住んでいた邸宅です。

明治6年(1873年)の建築で、重要文化財に指定されています。



木骨煉瓦造りで、回廊のようなベランダが特徴的です。

煉瓦造りの地下室も残っているそうですが、残念ながらこちらも外観のみの見学となっています。



首長館の奥には広い空間が広がっています。

ひっそりと世界遺産登録記念銘がありました。



遠くに見えるのが寄宿舎(妙義寮・浅間寮)です。

見学範囲外のため、これ以上近づくことはできません。



こちらも寄宿舎(榛名寮)です。

こちらは近くまで見ることができますが、中には入れません。



近くにはこういった喫茶館も作られていました。

外の暑さに涼んでいきたくもなりましたが、時間が限られていたので、グッと堪えて先に進みます。



一旦東置繭所まで戻ってきました。

ここからは東置繭所を通り抜けた先、西置繭所の方に向かいましょう。



こちらは繭扱場・乾燥場です。

平成26年(2014年)の大雪で繭扱場が半壊、現在は普及・整備のための調査と工事が行われているそうです。



その奥にあるはずの煙突は工事中の建物の影響であまり見えませんでした。

現存するものは戦前に建設された鉄筋コンクリート製のもので、4代目のものなんだそうです。



西繭置所までやってきました。

明治5年(1872年)に建築された国宝で、長さ・幅・高さは東置繭所とほぼ同じです。


現在保存修理時工事中のため、外観のみの見学となっています。



西繭置所の前には、ブリュナエンジン(復元機)動態展示施設というものがありました。



東置繭所まで戻ってきました。

顔はめパネルがありました。一人旅でこれに顔を入れる勇気はないです。。。



東置繭所の北西の位置に、ガイドツアーの集合場所となるテントがあります。

富岡製糸場に入場する際に、入口でガイドツアーに申し込んだ方はまずここに集合することになります。



ガイドツアー集合場所の奥に「社宅76」という施設が作られていました。

ここでは座繰り体験ができたり、おかいこ生態展示の他、当時の暮らしを知ることができる「暮らしのギャラリー」もあります。



これで一通り、富岡製糸場の見学を終えました。

もっとゆっくりとしていきたいところですが、この時点で16時ちょっと過ぎ。


帰りに乗る予定の電車は16時22分上州富岡発。

気付けばもう「急いで駅に向かわなければ!」の時間になっていました。


最後に東置繭所内のお土産屋さんを覗いて、16時10分に富岡製糸場を出ました。

1時間20分ほどの滞在でしたが、終始自由見学だったので十分にじっくり見られました。



さて、電車間に合うかなー!?急いで駅まで向かいましょう。




暑い中、やや小走り気味で上州富岡駅に戻ってきました。



無事に乗る予定だった上信電鉄に乗車。

帰りも席に座ることができましたが、途中の「高崎商科大学前」駅では大学生たちがたくさん乗車してきて、立っている乗客も目立つようになりました。



16時59分に高崎駅に到着しました。

せっかくなので高崎駅で少々お土産を物色…



17時37分発高崎駅発の高崎線通勤快速 上野行に乗車しました。

平日の夕方ということでなかなかの混雑具合。

皆さんはもちろんお仕事帰りですよね、本日もおつかれさまでした。


途中の大宮駅でたくさんの方が降りて、車内に少し余裕ができました。

大宮からさらに乗り換えの方も多いでしょうが、大宮周辺から群馬・高崎方面に仕事で行っている人も多いのかな?


19時15分に上野駅に到着。

京浜東北線に乗り換えて、東京駅には19時27分に帰ってきました。



今回は出発した時間がちょっと遅かったので、帰りは夜になってしまいましたが、朝早く出ればじっくり現地で観光+食事等をしても夕方には帰ってこれます。


富岡製糸場、意外と都内から手軽に行けるのでちょっとした日帰りトリップにオススメです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!