◆旅行日:2018年6月12日(火)~14日(木)
◆日程:二泊三日
◆訪問する世界遺産:琉球王国のグスク及び関連遺産群(首里城跡、園比屋武御嶽石門、中城城跡、勝連城跡、識名園、玉陵)
沖縄の旅行ブログ(世界遺産旅行記)のその16です。
※前回の記事はコチラ
■識名園
土砂降りの中、ようやく御殿までやってきました。
ただ、とにかく雨が凄い・・・
今思えばこの時が一番雨が強かった気がします。。。
御殿は赤瓦木造の平屋で、識名園の中心です。
総面積は約159坪、板張りの廊下が周りを囲んでいる造りになっています。
御殿の位置から見た心字池と六角堂です。
この時点で靴下までビショビショだったので、あがるのはやめておこうと思ったのですが、入り口にいらっしゃった係員の方が「お気になさらずどうぞ」と言ってくださいました。
本当に申し訳なかったのですが・・・お言葉に甘えて中にあがってみることにしました。
ここで靴を脱いで、上にあがります。
御殿の中にはいりました。
民家のような造りで、田舎育ちの私にはちょっと懐かしい感じもしました(笑)
ちなみに内部は渡り廊下を歩いて見学する形になります。
それぞれの部屋に上がることはできませんのでご注意ください。
こちらが前の一番座です。
一番座のところの廊下から見た池と六角堂。
天気がよかったら本当にいい眺めなんだろうなぁ・・・
渡り廊下に沿って内部を見ていきましょう。
こちらは茶の間です。
こちらは三番座です。
こちらが二番座です。
そしてこちらが一番座。
一番座前の廊下から心字池と六角堂を見ます。
この御殿が賓客をもてなすために作られた、それを感じられるような美しい景色です。
ここで廊下の角を曲がります。
こちらが御裏座。
こちらが裏座二番。
こちらが控えの座。
御茶湯御酒羹所。
炭火で、お出しする前の御茶や酒、料理をここで保温したんだそうです。すごい。
そして台所です。
前の二番座まで戻ってきました。
御殿の中は、外で見るよりも、実際はかなり広々としているように感じました。
唯一の心残りは雨のため、廊下に座ってのんびりと綺麗な庭園・景色を楽しめなかったことですね。
次の訪問時の楽しみに取っておくことにします。
御殿を後にして、続いて池に浮かぶ六角堂に向かいましょう。
六角堂のある小島に行くには、こちらの石橋を渡って向かいます。
アーチ状の立派な橋が二つ並んでいます。
中央が高くなっているので、水面に映ると円形に見えます。
この日は大雨のため、お目にかかることはできませんでしたが・・・
石橋の上から御殿、そして六角堂をのぞみます。
石橋を渡ったら左折して六角堂へ。
こちらが六角堂です。特徴的な屋根など、どことなく中国風な建物ですね。
この場所には、以前は普通の東屋が建っていたんだそうです。
いつ現在のような六角堂になったのか、正確な時期は今でもわかっていないとか。
六角堂を見学したあとは、再び順路にしたがって進みましょう。
渡ってきた石橋を右手に、橋は渡らずに通り過ぎて先に進みます。
ちょっと高くなった丘の先に滝口というものがあります。
池の水をここから下に落としている場所です。
滝口付近から石橋、そして御殿をのぞみます。
もう御殿がだいぶ遠くに感じられますね。
※この写真でこの時の雨の激しさがお分かりになっていただけると思います。。。
その先にあるのが舟揚場です。
昔は池に小舟を浮かべて楽しんでいたそうで、その小舟を揚げていたのがこの場所なんだそうです。
「池に舟を浮かべるなんて何て風流…」とゆっくりと感慨に浸りたかったのですが、大雨でもうとんでもないことになってました(涙)
というわけで早めに退散。。。
池からは一旦離れ、さらに先に進むと眺めのいい、開けた場所に出ます。
ここが観耕台と呼ばれる場所です。
眼下には町並みが広がっています。
外国からの使者にここが小さな島国だと思われないよう、海が全く見えないようになっているんだそうです。
東屋もあり休憩するにはピッタリの場所ですが、大雨のためこちらもスルーです。
一回りしたので出口に向かいます。
大雨でどこが道なのかすらわからない状態になってきました。。。
一言で言えば、もう雨の中のジャングルです(笑)
バナナ園をゆっくり見ている余裕もありません(汗)
再び池の近くに戻ってきました。
順路通りに進むと御殿の裏に出るので、ここを通って出口方面へ。
道なりに進むと一番最初に見えた番屋の所に出るのですが、水たまりがひどくて近づけず。。。
これ以上の散策は断念し、そのまま出口にむかいました。
大雨の影響でゆっくり見れないところもありましたが、かつての琉球王家・別邸の魅力に触れることができました。
ただ、大雨の日の訪問だけはやめておいたほうがいいかもです(笑)
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